大阪府吹田市の手織り工房と雑貨のお店(障害福祉サービス生活介護 日中通所事業所)

手織り

手織りの作業についてAbout Hand-weaving

花音工房では、職人一人ひとり、糸選びから始まり、自分の織り機で時間をかけて、一糸一糸ていねいに、心をこめて織っています。

一人一人の色を大切に、そのままに、それぞれがデザインし、最後まで織り上げ、織物を完成しています。

完成にかかる時間はそれぞれですが、おおよそ1mの生地を織り上げるのに平均で1か月半以上を要します。

それゆえ生産量は限られていますが、時間をかけ、思いを込めた生地だからこそ、手に取っていただいたお客様に、末永くご愛用いただけるように、縫製も工房で職員がすべて手作業で行い、常により良い製品づくりを目指しています。

製品の売り上げが直接工賃(給料)として職人たちのもとに届きます。社会とのつながりと、仕事をする喜びを実感する機会をいただきながら、日々制作活動を行っています。

糸を調整している女性利用者さん

手織りと
織り始めるまでHand-weaving Procedure

手織りを織り始めるまでには、様々な工程があります。
花音では、職人たちが選ぶ一人ひとりの色を大切にしています。

糸選び
糸選び

細い糸、太い糸、ウールに、綿、飾り糸など、作るものに応じて糸を選びます。選んだ糸から経糸に使う糸を選別します。

整経
整経

経糸の長さと、必要な本数を用意する工程です。花音では整経時に経糸の順番(デザイン)を決めています。

筬通し(おさとおし)
筬通し

整経した経糸を、筬に通していきます。筬通しにより、織り物の幅と密度が決まります。経糸を通し終わると織り機に装着します。

ソウコウ通し
ソウコウ通し

経糸が交わらないように、ソウコウに通していきます。ソウコウとは、織り機のペダルを踏み、経糸を上下に動かすものです。ソウコウの枚数や経糸を通す順番によって、織り物の模様を変えることができます。

結びつけ(後)
結びつけ

巻き取り棒にソウコウに通した経糸を数本ずつ結んでいきます。織り終わりになる部分です。

巻き取り
巻き取り

織り機に経糸を巻き取る工程です。結びつけ後した糸の反対側を片手で持ち、一定の張りを保ちながら、絡まないように気をつけて巻いていきます。

結びつけ(前)
結びつけ

巻き取った経糸の終わり部分を、巻き取り棒に結んでいきます。糸の張りを均一にする工程(テンションを張る)で、何度も結びなおし、張りを調整していきます。織るまでで、一番大事な工程です。

織り始め
織り始め

1~7の工程を経て、ようやく織り始められるのです。

職人たちの声Voice of Craftsmen

マフラーおるのがすき。ふわっとおるのがだいすきで、ておりたのしい。
かんせいしたとき、おきゃくさんにありがとうといわれたとき、うれしい。

ており織るのが楽しい。糸を選ぶことが好き。ミックス糸がすき。ておりが完成したとき、一番うれしい。

いとかえるとき、せいけいするときがすき。ておりかんせいしたとき、うまくおれるとき、うれしい。

はしがきつくなってしまうのがむずかしいけど、ておりたのしい。
みんなといっしょにておりができて、ずっとうれしい、たのしい。完成しました!のハイタッチもすき。

糸をかえるのたのしい。おるときたのしい。マフラーすき。

マリリンすき。かんせいしたときうれしい。

糸えらびがたのしいです。ベルトどうし、おさどうしがたのしいです。
うれしいときは、ておりがかんせいしたときです。しょうひんになったときが一ばんうれしいです。

ておりおるところがすき。ておりかんせいしたときがすき。

スタッフといとかえるときたのしい。スタッフとまりりんしているとき、うれしい。

ており、むずかしくってもがんばることをやってみることです。
ておりはだれでもしっぱいするときがあるけど、どきどきしんどくなるけど、たのしいです。

ておりすき。みんなのけんがく、たのしい。ておりかんせいしましたのとき、うれしい。

ておりでつくった、まくらやぼうしがほしい。